上天草市広報3月号 海運特集

ご安全に!雄和海運です。

先日発行されました上天草市広報3月号に海運特集が掲載されました。

「海を舞台に働く」をテーマに業界の現状、上天草市の取り組み、船員として働いている若者、船員を目指す若者について書かれています。

現在船員として働いている木村君。美津茂汽船の若きエース。次世代を牽引してくれる後継者です。

また船員を目指す窄口君。昨年行った第二舛宝山丸での体験乗船に参加していました。

その中で弊社も一部取り上げられ、海運業疑似体験システム実証実験の様子やコメントを掲載していただきました。

市の基幹産業である海運業。将来地元から「海を舞台に働く」若者が増えることを期待しています。

ご安全に!

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「ときわ」訪船

ご安全に!雄和海運です。

3月5日熊本県三角港に寄港した「ときわ」(船主 真宝海運㈲)に訪船しました。

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本船は2月27日に就航し、今回八代港での荷役後の地元熊本への凱旋です。
先日の疑似体験システム実証実験におきましてもご協力いただいていて、そのお礼を兼ねての訪船となりました。

貨物船以外の船を見て回る機会はあまりなく、今回初めてコンテナ船を見学させていただきました。
作り自体は貨物船とあまり変わりませんが、船橋の高さやカーゴホールドの作りが違います。
何よりも新造という事で初めて見る機器も搭載されていて勉強になります。

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船主からの話を聞くとエンジンの管理システムは船に医者を乗せているのと同じで非常に安心できるとのこと。

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今回の訪船では大山社長の笑顔が一番印象に残りました。
いつもお世話になっている大先輩!これからも熊本海運業界を盛り上げていきましょう!

また当日は三角港に地元船主の船も着岸中でした。
体験乗船並びに疑似体験システムでもご協力いただいた舛宝海運㈲「第二舛宝山丸」
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疑似体験システムでドローン映像を提供していただいた天翔汽船㈲「第二鈴鹿丸」
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各船とも今後のご安航をお祈りします。

ご安全に!
 

海事セミナー参加

ご安全に!雄和海運です。

2月28日損保ジャパン日本興亜主催の海事セミナーへ出席しました。

セミナーの題目は

1.漁船との衝突防止

2.漁船と大型船の衝突海難のリスクアセスメント

3.補油中の流出事故とそれに伴う環境被害並びに対応について

どの題目についても日常起こりうる海難事故についての講演です。

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「漁船との衝突防止」について印象に残ったのは、「安全運航の六つの誓い」

一.視界制限状態、狭水道接近、群衆する漁船群に接近するときは船長に報告すること。(これは当直者の絶対的な義務である。)

二.レーダー情報処理に習熟すること。(山勘で航行しないこと。)

三.機関当直者は機関室見回りの必要がある場合を除き、必ず昇橋して見張りに従事すること。(二つの眼より四つの眼)

四.レーダー、AIS、GPS、居眠り防止援助装置、安全運航支援装置を常時作動させ有効に使用しなければならないが、肉眼見張りを怠らないこと。

五.決して船橋無人、無人同様の状態にしないこと。海図台には1分以上向かってはならない。

六.自分の命は自分で守ること。常に自責の事故を起こさないという心構えをもって運航すること

特に最後の「自分の命は自分で守る、自責の事故を起こさないという心構え」という意識があれば事故は圧倒的に減るでしょう。

講師の方が最後に乗組員の方に帰って伝えてほしいと言われたことは、「漁船と見合い関係になったら相手がこちらに気づいているか必ず確認し、気づいて無いようであればあらゆる手段を用いて注意喚起を行い、早めの回避行動をとる」という事でした。

 

次に「漁船と大型船のリスクアセスメント」について

事故やトラブルの発生した事象を分析し要因を明らかにして事象の発生防止のために適切な対策を講じる、またはこれから起こり得る危険事象に対してリスクアセスメントを行い、対策を講じて、未然防止を行うまでの一連の流れについての講演。

これまで様々なリスクアセスメント、リスクマネジメントのセミナーを受講してきましたが、方法論としては一応理解しているつもりですが、これを持ち帰ってどのように自社に当てはめて実施するかが難しく、手間のかかる作業となります。

自社だけでなくグループ会社、周りの事業者も巻き込んで取り組んでみようと思います。

 

次に「補油中の油流出事故とそれに伴う環境被害並びに対応について」

油の流出は自然環境に深刻な被害を与え、その補償も莫大なものとなります。すでに油流出事故については様々な対応策がなされており、講演の中で紹介いただいた対応についても実施していますが、万一の場合は初期の対応、通報が流出量、拡散を少なくする最善の方法という事であらためて各船へ注意喚起を行ってまいります。

 

これらの情報を各船へ横展開し、今後の事故防止に役立ててまいります。

ご安全に!

 

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