第八冨貴丸体験航海

ご安全に!雄和海運です。

3月28日 地元中学生、高校生を招いて、第八冨貴丸への体験航海を実施しました。

第八冨貴丸は3月26日に前畑造船所から受け渡しを終え、27日地元である竜ヶ岳高戸港へ帰港しました。

当日は快晴。絶好の乗船日和。

昨年度で閉校を迎えた地元阿村中学校3年生男子を中心に20名の生徒たちが参加しました。

合津港へ集合し、ここから龍ヶ岳高戸港へ向けチャーターボートでクルージングです。

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高戸港ではすでに第八冨貴丸がスタンバイ。

冨貴汽船の尾上社長と尾上専務に出迎えていただきました。

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いよいよ乗船開始!

船内、機関室、荷役装置等の見学やロープの取扱いについてサポーターや乗組員から説明を受けました.

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そして船橋へ。尾上船長のご厚意で生徒全員が舵を握ります。

「あの島に向けてみよう!」「舵を20度右へ」「蛇行してみようか」

尾上船長の号令に皆緊張した面持ちで舵を動かします。

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あっという間の乗船体験となりました。

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子供たちからは

・私は将来船乗りを目指しています。初めてケミカル船へ乗船し、船長の指示で大きな船を操船できて、より一層その思いが強くなりました。今回このような機会を作ってくださった協議会の皆様、冨貴汽船の尾上社長、第八冨貴丸乗組員の皆さんに感謝いたします。

・大きな船の操船を初めてしました。すごく緊張したけど、良い経験ができました。船長はこんな大きな船を簡単に動かしているのですごいと思います。

・船員室は思ったより広く、テレビ、冷蔵庫等もあり快適そうに思いました。

・将来の仕事についてはあまり考えたことがありませんでしたが、こうして船に乗ってみてこんな仕事もあるんだなあと改めて思いました。将来の仕事として考えてみます。

・将来船員になりたいと思っていますが、今回初めて商船に乗り、船乗りのイメージができました。これから船員になるための勉強をしっかりとやっていこうと思います。

との感想が寄せられました。

番外ですが今回2交代制での乗船だったので、待機組はロープワークを行いました。普段の生活でも役に立つ結び方を中心に教えましたが、私たちも何気に使っている結び方、人に教えるとなると意外に「あれ??」となってしまいました。

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今回船舶を提供いただきました冨貴汽船 尾上社長、ご協力いただいた第八冨貴丸の尾上船長はじめ乗組員の皆様、サポートしていただきました関係者各位、すべての皆様に感謝いたします。

子供たちが将来職業を選ぶ際、その選択肢の一つとして候補に挙げてもらえるような職業を目指し活動しているところですが、まだまだこの業界の認知度は低く、船処天草におきましても知らない子供たちが多くいます。今後も継続的にこれらの活動を通じて内航海運、船員の仕事のPRにつとめてまいりたいと思います。

 

告 知

4月15日上天草市龍ヶ岳町高戸港に第11大伸丸が帰港します。本船は2月6日に進水式を終え、この度就航となりました。

当日は10:00から餅まき、一般公開が行われますので、皆さんふるってご参加ください。

 

 

平成30年度新入社員合同研修会

ご安全に!雄和海運です。

3月26日 平成30年度新入社員の合同研修会を開催しました。

今回参加した事業者は㈱Aシップ、飛鳥海運㈱、真宝海運㈲、雄和海運㈱、舛宝海運㈱、林海運㈲。

30年度の新入社員は5名です。

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研修会も回を重ねること5回目。段々と要領も良くなり、1日フルにかかっていたものが、半日に短縮です。

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内容は特段これまでと変わりませんが、今回はヒューマンエラーについて加えてみました。

人間の特性

・間違えることがある。

・うっかりすることがある。

・忘れることがある。

・気が付かないことがある。

・不注意の瞬間がある。

・一つのことしか見えない、考えられないことがある。

・先を急ぐことがある。

・感情に走ることがある。

・思い込みがある。

・横着をすることがある。

・パニックになるっことがある。

・人が見てない時に違反することがある。

人の行動のうち約8割は意識しないまま脳が自動的に注意を与えるのですが、もし発信源の記憶に誤りがあると、誤った信号が発信されることになり、無意識のエラーが誘発され、それが事故につながります。また残り2割は行動を起こす前に少し考える、深く考えるといったことを行ってから行動に移るのですが、過去の経験や記憶に間違いがあれば、間違った判断をしてエラーがが誘発され事故になります。この根本の原因となるのが上に示す人間の行動特性です。

したがって誰でも持っている人間の行動特性を冷静に見つめ、エラーを発生させない手段をとることでほとんどの事故が防げるものと考えられます。

このことを知っているのと知らないとでは、作業への注意も変わってくると思います。早いうちからその意識すり込ませ、安全意識の高い船員の育成を今後も目指してまいります。

ご安全に!

第一種6級海技士養成コース 第3期生修了式

ご安全に雄和海運です。

3月26日 九州海技学院にて6級海技士(航海)養成コースを受講していた5名の受講生が無事全課程を終了し、その修了式が開催されました。

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桜もほぼ満開状態で学院の校舎によく似合います。

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今回5名という事で開催も危ぶまれましたが、JEIS西日本や熊本の海運事業者の協力の元何とか終了することができました。

また4月から開講する養成コースでは16名が受講しています。まだ実習先、就職先が決定していない者もありますので、ご興味がある方は九州海技学院までお問い合わせください。

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ご安全に!

出前講座in上天草高校

ご安全に!雄和海運です。

3月14日上天草高校にて「上天草市の地場産業を知る!内航海運業編」をテーマに出前講座を行いました。

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今回は上天草市海運業次世代人材育成推進協議会の主催です。

海運業の盛んな上天草市ですが、子供たちには一部の地域を除いては意外に知られていません。

そこでもっと業界PRと職業の選択肢を広げる意味も兼ねて、今回市内では初となる高校生(2年生78名)を対象とした内航海運講座を開催する運びとなりました。

この高校は市内の生徒がほとんどで、現在海運業の発展に力を入れている上天草市としてもぜひとも船員数の増に繋げたいところです。また昨年よりとなり町の三角でも船員未経験者を対象とした第一種6級海技士養成講座が開設され、市内在住者には上天草市より手厚い補助も実施されています。

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今回の講座テーマは

・海運業に特化した内容で高校生が興味を持つような事柄。

・魅力だけでなく厳しさも伝える。

・上天草市で海運業が発展した歴史。

・船員になるためのメリット、待遇(他の職業との違い)

についてです。

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これまで小学生、中学生を対象とした講座は何度も行ってきましたが、今回一般高校生(水産高校、海上技術学校を除く)への講座という事で、就職に直結するという事また海運への知識はないが、ある程度難しい内容でも理解できる事を前提として資料を作成しました。

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50分という時間の中で如何に魅力を伝えるか頑張ってみましたが、ぜんぜん時間が足りません。予定では30分講演、10分映像、10分質疑応答のはずが・・・全部私のおしゃべりで終わってしましました。

せっかく機材を運搬、設置していただいた市役所の皆さんに申し訳ない・・・・。

次回はしっかりと練習して挑みます。

海事産業見学会in八代

ご安全に!雄和海運です。

2月23日九州運輸局熊本運輸支局主催によります海事産業見学会が行われました。

今回は阿村小学校5年生を対象とし、県内最大の港である八代港へ。

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八代港は熊本県内の港で取り扱う貨物の65%が取り扱われ、近年は大型クルーズ船の帰港地としても脚光を浴びています。

最初に訪問したのは熊本ドック!まずは会場をお借りして出前講座です。

今回は熊本県海運組合を代表して私が担当させていただきました。

「上天草市の海運と船乗りのルーツを探る!」をテーマに様々な文献から探し出した天草海運の歴史について講演しました。

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遡ること約740年鎌倉時代の弘安の役から船上における天草武士の活躍は記録されており、戦国時代においては天草水軍を形成し、様々な戦に参戦していたことがわかりました。

また江戸期には廻船による交易が栄え、阿村地区は近国廻船の基地として栄えます。明治時代に帆船が導入され、大正時代になると地区に講師を招き船員養成が始り、機帆船が導入されます。

そして昭和初期には全国に先駆けて阿村船舶海運組合が設立され、阿村海運は全国2位の規模を誇りました。こうした時代を背景に現在の上天草内航海運の発展があることをと改めて学びました。

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その後は工場見学。現在建造中のフェリー、作業船や修繕中のタグボートを見学しました。

昼食を終えた後はパシフィックグレーンセンターへ!

この会社は飼料原料の輸入を行っており、荷揚げされた飼料穀物は大きなサイロに保管され、九州内の様々なところに出荷されます。

今回は高さ40mのサイロの最上階まで上ることができ、ちょうどパナマックス船が入港していたため荷役風景も見学できました。

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続いては八代港コンテナターミナルへ。

ここはプサンからの定期便が週3便あり、本日は定期便がなかったことからストラドキャリアやガントリークレーンの真下まで行くことができ、実際にクレーンの稼働までしていただきました。

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今回の海事産業見学会を通じて一人でも多くの子供たちが海の仕事を目指してくれたらうれしく思います。

ご安全に!

 

 

 

 

平戸瀬戸田平港西防波堤への衝突事故注意喚起

ご安全に!雄和海運です。

平戸瀬戸における田平港西防波堤への衝突事故について情報が入りましたのでお知らせします。

平成29年中に田平港防波堤への衝突事故が3件発生しています。

どの事故も見張り不十分、船位不確認によるものです。

付近を航行する船舶は十分に注意して航行ください。

ご安全に!

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職業講話 in 阿村小学校

ご安全に!雄和海運です。

2月17日 阿村小学校ふるさと学習の一環で地元産業の職業講話が開催されました。

その一つとして内航海運業も取り上げていただき、熊本県海運組合理事の皆さんが内航海運や船員の仕事について説明されました。

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先ずはDVDを用いて内航海運について理解を深めました。

次に海図を使って水深の見方や底質などを学習します。

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またマグネットコンパスを使って自分の進むべき方位について学びました。

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今回は理事長が所有する昔の航海計器等がたくさん持ち込まれました。

私も見たことない吹聴式の汽笛やエンジンテレグラフなどがあり、現在の航海計器、機器を格段に進歩していると実感することができました。

阿村地区は昔から海運業が盛んな地区で、昭和10年代には全国に先駆けて阿村船舶組合が設立され、当時日本2位の船腹量があったことが記録されています。現在でも県内において事業者数も一番多く、今回参加した児童の半分以上は海運に携わる家庭です。

これまで脈々と受け継いできた船乗りの血をこれからも広げていけたらうれしく思います。

ご安全に!

 

第十一大伸丸 進水式

ご安全に!雄和海運です。

2月5日、6日大寿汽船㈱発注、三浦造船所建造の第十一大伸丸の前夜祭・進水式に招待いただきました。

前回同様前夜祭会場に早々に到着し、N社長とランニングへ!

小雪が舞い散る中スタートしたのですが折り返し地点を過ぎると猛吹雪へ!危うく遭難しそうになりながらもなんとかホテルへ到着しまいた。

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ゆっくりお風呂で温まって、いざ前夜祭へ。

大寿汽船㈱専務取締役である平井雄士さんの挨拶で始まり、頼もしい男4兄弟と平井社長そしてお孫さんの集合写真。楽しい時間が過ぎていきます。

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2次会、3次会と過ぎ、最後はいつもの部屋飲みとなりました。

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2月6日 進水式

昨日の大雪で高速道路はチェーン規制。天候も心配でしたが快晴となりました。

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進水式の準備も万全です。

今回もたくさんのお餅が撒かれました。

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神事も済みいよいよ支綱切断です。

無事進水し、佐伯湾に雄大な姿を浮かべました。

そして祝賀会場へ移動。

平井社長の挨拶、そして今回も獺祭での樽開き。

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平井社長には日頃より船員育成や業界活動において大変お世話になっており、この度の挨拶においても業界に対する熱い思いがひしひしと伝わってきました。

今後も私たちのリーダーとして業界を牽引していただき、ご指導いただければ幸甚です。

第十一大伸丸の就航までの安全と就航後のご安航をお祈りいたします。

ご安全に!

 

 

6級海技士(機関)第一種養成講習 閉講式

ご安全に!雄和海運です。

2月5日九州海技学院にて6級海技士(機関)第一種養成講習閉講式が行われました。

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今回は機関講習の第1期生で5名と少なかったものの、非常に優秀な受講生とうかがっています。

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JEIS西日本の職員の皆さんは今回の講習開催に当たり、非常にご苦労されたと推測されますが、今回優秀な機関士の卵がこうして巣立っていく姿を見ると、その苦労も報われたのではないでしょうか!

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私も挨拶をさせていただきました。乗船実習前にあった時よりも皆たくましく見え、これからの内航海運を支えていくだろう実習生の健闘を称えました。

来年度も6級海技士(航海・機関)第一種養成講習が予定されています。

熊本内航海運事業者も応援しています。

船乗りに興味のある方はチャレンジしてください!

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ご安全に!

平成30年度 六級海技士(航海)(機関)訓練生募集

 

ご安全に!雄和海運です。

平成30年度六級海技士(航海)(機関)訓練生募集が始まります。

昨年より尾道海技学院 尾道海技大学校に加え、JEIS西日本が運営する九州海技学院も講習を開始し、2校体制で大幅に受け入れの人数が拡大しました。

予定並びに要項は下記のとおりとなります。

尾道海技学院 尾道海技大学校

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JEIS西日本 九州海技学院

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弊社でも訓練船の提供、訓練生の受け入れ等行っています。

船員の仕事に興味のある方、若年船員の育成に興味のある船員の方はぜひお問い合わせください!

ご安全に!

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