ご安全に!雄和海運 浦山です。
この度の熊本地震におきまして被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
震災に伴い弊社の活動報告を自粛しておりましたが、復興に向け少しでも早くいつも通りの日常に戻ることが弊社にとっての一番の支援活動ではないだろうかと考え、活動報告を再開いたします。
4月12日 山口県防府港に入港しました第三幸翔丸へ特別安全強化期間の一環として乗船しました。今回の目的は離着岸、シフト、航海、荷役作業において安全が確保されているか、安全に対し注意がなされているかの確認を行うものです。
久しぶりの乗船で内心ワクワク!ついでに防府-小倉間の当直にも立会いました。
やっぱり船は良いです。解放された気分になれます。すべての景色が新鮮で、関門海峡の夜景にも感動!改めて海の素晴らしさを体験できました。
総括として本船の各作業においては常に安全に気を配っており、乗組員の意思疎通もしっかりされています。また船長の操船技術においても不安を感じることもなく、「上手!」の一言。
安心して下船することができました。
着岸後は皆での懇親会。久しぶりの小倉で、久しぶりの寿司屋(菅生寿司)にて懇談でした。
4月13日 小倉日明港に着岸している第三幸翔丸の対岸に弊社管理船の輝王が着岸しました。
ちょうど荷役の真っ最中。本船も私もバタバタしている中での訪船の為、乗組員への挨拶のみで後にしました。
その後は博多へ移動。博多 箱崎埠頭に着岸中の瑞穂丸へ訪船しました。
本船は今年1月に就航。乗り出しでバタバタしたところもありましたが、現在は順調に運航しています。訪船時には乗組員もペンキ塗装中でしたがしばらくすると雨が降り出し中断となりました。
ここ最近他船での事故・トラブルの報告と対策・対応についてミーティングを行い本船を後にしました。
この後は尾道港にて海外への売船を控えた第三和壮丸へ訪船。本船はすでに引き渡しは終わってますが、明日中国人への操作レクチャーの為乗組員が集まりました。
ひとまずエンジンをかけ、各機器、油圧等の点検を行い明日の引継ぎに備えます。
4月14日 6名の中国人が乗り込み引き継ぎ開始です。通訳が1名いましたが各箇所で引継ぎを行っているので足りません。
とりあえず「OK?」「OK!」をお互いに連発し、何とか試運転です。
無事引き渡しも終わり本船は明日中国大連に向け出港します。
ご安航お祈りします。
余談ではありますが帰宅後間もなくして熊本地震が発生しました。幸い天草は被害も少なく無事ではありましたが、熊本市内、益城方面は甚大な被害でした。私も翌日に嫁実家の片づけに行ったのですが、被害の大きさに唖然としました。
その日の夜弊社乗組員が体調不良の為急きょ下船となり、交代者を連れて下松まで行ったのですが高速道路までの道は大渋滞。深夜の高速道路走行中に2度目の大地震。天草方面は津波警報も出ていたため気が気ではありませんでしたが何とか無事を確認し無事船に到着。夜中も余震の警報が連発し、そのたびに電話をかけ眠れない夜を過ごし、翌日乗組員を佐世保の病院へ搬送しました。
この地震によって熊本は甚大な被害を受けました。しかし必ず復活します。その姿を見に熊本に来てください!熊本に遊びに来てください!また市内でおいしいご飯を食べましょう!楽しいお酒を飲みましょう!
がまだせ 熊本!