ご安全に!雄和海運です。
10月23日門司港に寄港中の練習船 大成丸の見学に行ってきました。
この大成丸は4代目となり2014年4月に就航し、内航船員を養成するため、内航船の主要航路を航行しながら訓練を行っています。
大成丸の見学は昨年に続き2回目。
現在は海上技術短期大学校 専修科 第29期生(宮古、清水、波方)113名が乗船しています。
当日の実習内容は下記の通り。
・技業(ワイヤースプライス)
今やれと言っても私はできません。
・甲板機械取扱演習
レット投げ実習もやっていましたので私の腕を披露するチャンスではありましたが時間の都合で・・・。
・バラスト操作演習
配管図を基に船の特徴を把握して調整をするという内容。
・気象、海象演習
天気図を基に授業していましたが、見学したオーナーさんからは現在に応じたパソコン、スマホ等を利用しての天気図の取得、情報の活用も教えた方が良いのではないかとの意見もありました。
・操船シミュレータ
結構本格的なシミュレータが導入されていてびっくりです。瀬戸内航海などの回数をやることにより、かなりのトレーニングになるのではないでしょうか。欧米では船の操船シミュレーターゲームの根強い人気があり、本船のキャプテンも陸上勤務中は感を養うためやっていたと言われてました。
・安全作業
ここでは危険予知に対する授業を行ってました。これから商船に乗船して一番必要なスキルになるのではないでしょうか。作業写真を基に危険予知トレーニング中。
・計測器具取扱実習
ピストンリング、タペットクリアランス調整などを計測中。
・油圧ジャッキ取扱実習
残念ながら実習風景撮ることができませんでした。
・電動機及びポンプ解放整備実習
偶然にも同じ名前の実習生を発見し話しかけてしまいました。
・軸芯調整実習
ここでは生徒自身が工具を準備して作業を行っていました。
関心したのは整理整頓が行き届いていること。5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)を徹底していますと機関長が言っていました。
これらの実習を見学して感じたことは、実習生が皆真面目であいさつがきちんとできていたこと。少なくとも私たちの時にはこれほど真剣に取り組んでいなかった様な気がしますが、多分私がそうだったんでしょうね。
この後は実習生全員に内航海運についてのPRタイム。多くの実習生がフェリー、タグボートを希望している中、一人でも内航小型商船を希望してもらえるように熱いPRを行いました。
航海訓練所の理事並びに担当者の方、練習船の士官の方とも意見交換ができ、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。
今後も一人でも多くのそして優秀な船員を内航海運業界とともに協力して育成して行きましょう!
ご安全に!