ご安全に!雄和海運です。
令和3年7月1日より改正海上交通安全法が施行されます。
特に内航小型船に対して重要な変更点は異常気象時における三大湾等における湾外避難勧告・命令制度等の創設です。
三大湾とは東京湾、伊勢湾、瀬戸内海(大阪湾含む)。また高リスク船等の分類で積荷積載率が10パーセント以下の船(バラスト含まず)も含むとあり、それが全船舶対象なので内航船でも空船の場合は対象船となります。
今回東京湾(第三管区海上保安部)の詳細資料も添付していますのでご確認ください。
東京湾への台風避難について第三管区からのコメントは、第三管区としては、退避を命令したり入湾を拒否したりするものではなく、風速40m級の台風の際に、勧告(当事者に、こういう処置をしたほうが良いと(多少とも)公的なしかたで告げ(説い)て勧めること)する事で東京湾内でのリスクを減らすとのことです。(知人情報)
その他管区内の情報は今のところ有りませんが、三大湾に避難される際には情報収集含め十分注意して錨泊ください。あくまでも勧告(従わない場合には命令もあり得る)ですので、自船の安全を最優先して判断いただければと思います。
それにしても小型船はこれらの湾内に避難できなかったら、どこに避難するのでしょう??別の海域で走錨事故のリスクが増えないことを祈ります。
ご安全に!