ご安全に!雄和海運です。
この度第2回目となります六級海技士(航海)第一種養成科 徳島阿南校の生徒募集が開始されました。
今年の2月16日に第1回目の講習が開始され、7月に12名の船員の卵が誕生いたしました。
予てより地元船主(ふなどころ阿南まちづくり協議会)の強い要望もあり、尾道海技学院の協力のもとようやくたどり着けた船員養成の道。開校するまでにたくさん苦労されたことを知っているだけに2回目の開催は本当に喜ばしいニュースです。
もちろん地元熊本につきましても日本海洋資格センターhttps://jml-gr.jp/(九州海技学院)による養成講習が年3回開催されていますし、日本海洋資格センター関西校も開校しました。当然ながら尾道海技学院においても年4回ほど開催されています。
日本各地において民間型の船員育成が増えていくのはうれしい事ではありますが、訓練船の問題や受け入れ問題は避けて通れません。多くの船主が船員不足に直面する中でどれほどの事業者が真剣に船員育成に取り組んでいるのでしょうか?
育成には時間も費用も労力もかかります。最近では一部のオペレーターの協力を得ながら育成を行う船主も増えてきましたが、まだまだ負担は少なくありません。一方で国の予算を使いながら船員育成を行う教育機関もあり、同じ育成でも雲泥の差を感じるのは私だけではないはずです。またそれらの機関から内航小型船への求職者はごくわずかです。自助努力では限界になりつつある中それらの費用の一部でもいただくことができればもっと多くの船員を輩出することができると感じる今日この頃です。
内航船の大部分が小型船。その小型船を支えるの乗組員。私たちはもっと多くの船員を必要としています!