ご安全に!雄和海運です。
9月18日上天草市海運業次世代人材育成推進協議会による体験乗船が行われました。
今回は飛鳥海運㈱ご協力の元、新造船「飛薩丸」のオーナーズトライアルに拓心高校マリン校舎1年生20名を招待しました。
当日は最高の航海日和!三角港に集まった生徒たちに本日の趣旨と注意事項を伝えて乗船します。
定員の都合もあり午前、午後に分けての乗船となりました。
今回初の三角港発着。今年開通した新一号橋「天城橋」をくぐり、世界遺産「三角西港」の前を通過し有明海へと抜けていきます。
景色もさることながら、狭水路である三角瀬戸を航行する生徒たちもちょっと緊張気味!
乗船中には船内の居住区探索や機関室、貨物倉庫の見学、係船機の操作を行いました。
実際に舵を持ち船を操縦した体験は、今後の学校生活を送る上でも良い経験になったのではないでしょうか。
また待機している生徒たちには内航海運出前講座を行いました。
今回九州運輸局熊本運輸支局のご厚意により、会場の提供と講演をいただきました。
講演の内容は海技免状、船員手帳の内容や船員法についてです。
私も出前講座担当で内航海運と船員の仕事について説明を行いました。
卒業後内航海運への就職を希望する生徒が9割。業界としても船員供給源として大いに期待するところです。
その他にも先日の台風21号による走錨事故を踏まえ、荒天時の錨泊のポイントと題し、将来航海士を目指す生徒たちに説明を行いました。
タイムリーな話題という事もあり興味津々です。
今回は出前講座担当という事もありトライアルへの乗船ができなかったことが心残りではありますが、体験乗船を終えた生徒たちからは初めて貨物船に乗船し、将来就職時の参考になるという感想もあり、開催に当たりご協力いただいた船社、乗組員、県内海運事業者、九州運輸局熊本運輸支局の皆様には心より感謝いたします。
これから一人でも多くの若者が船員を目指してくれるよう、これらの活動を継続して行っていきたいと思いますのでご協力よろしくお願いします。