ご安全に!雄和海運です。
11月5日、6日 上天草市海運業次世代人材育成推進協議会の活動でふなどころ阿南まちづくり協議会を訪問しました。
今回の訪問の目的は、徳島県阿南市を「ふなどころのまち」としてブランド化を図るとともに、阿南市の発展と海運業の未来を創造するために行政、経済団体、教育機関、金融機関が連携して設立した協議会について、本市の協議会と同じ目的に向かって活動を行っている協議会との意見交換や今年度より計画している船員養成施設の開校を視察するため。
徳島駅に到着すると阿南地区海運事業者のお出迎え!昼食を終えた後津峯山山頂にある津峯神社へ参拝。参加者全員の海上安全祈祷をしていただきました。
山頂からは橘湾が一望でき、紀伊水道、淡路島、友が島まで見ることができました。
夕方からは懇親会。半分こちらがメインとなりそうな勢いで阿南市の海運事業者と懇親を深めさせていただきました。
同年代の事業者はもちろんのこと、先輩方、後輩たち皆熱い思いをもって海運事業に取り組まれていることがヒシヒシと伝わってきます。
翌日は両協議会による意見交換会。
それぞれの活動報告やこれから始まる6級海技士養成講習について、協議会と教育機関との連携や現在九州で取り組む中での課題や問題等を意見交換しました。
それぞれの抱える課題は多くあり、その中でも船員育成についての課題は共通したことも多いことから、両協議会が共に解決の道を探り、引き続き友好関係を維持しながら連携し、将来的には友好協定の締結を前向きに検討するということで意見交換を終えました。
続いては阿南市市役所表敬訪問。
市長、副市長含め意見交換させていただきました。
こちらからは上天草市の海運業の現状や上天草市の海運振興対策に係る取り組み事例について、阿南市協議会からは行政と協議会が一緒になったワーキングチームの創設の提言がなされました。
今回の訪問では残念ながら6級海技士第一種養成短期養成科 徳島阿南校 開講がコロナの影響や公募期間が短かったこと等の要因で延期となり 、見学することができませんでしたが、来年2月に開校するということですのでその際にはまた改めて訪問させていただけたらと思います。
両協議会が抱える課題や目指すべき方向は共通しており、こうして地域を超えた交流を深める機会が得られたことをうれしく思います。またこれから始まる6級海技士養成講習についても協力関係を強化し、実習・雇用等の情報共有を行い、今後も含めて連携を深めていこうという意思確認ができたことについては大変有意義な研修会となりました。
暫定措置事業後の組織の在り方について、未だに組織の枠にとらわれた議論もされておりますが、このように共通の事業を通じてまとまった団体が活動していく方が今後の内航海運にとっては良い方向に進むのではないかと考えさせられました。
コロナ渦の中、感染対策等万全な体制でおもてなしいただきましたふなどころ阿南まちづくり協議会の会長はじめ会員の皆様には改めて感謝申し上げます。
来年は当協議会総会後に上天草への訪問を計画されているということですので、万全の準備を整えてお出迎えしたいと思います。