ご安全に!雄和海運です。
7月10日に開催されました船舶管理者協会のセミナーに出席しました。
水産研究・教育機構 水産大学 松本浩文 博士をお招きして「漁船に簡易型AISを搭載することで衝突を回避できるか」について講演いただきました。
今回は松本博士のご厚意によりその内容を一部ご紹介します。
![20170710_内航事業者向け.pdf_page_01 01](http://yuwakaiun.com/wp-content/uploads/f3e47ab5f1f955e28d8d4fbab3eb33fe.jpg)
AISの利用については船員であればほとんどの方が知っています。
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しかし簡易型AISについてはどうでしょう?
![20170710_内航事業者向け.pdf_page_02 02](http://yuwakaiun.com/wp-content/uploads/83ffb699783d84d8923405a40d245de1.jpg)
クラスAと簡易型ではこのような違いがあります。
![20170710_内航事業者向け.pdf_page_03 03](http://yuwakaiun.com/wp-content/uploads/05dbb368de590be146c7c896d3958794.jpg)
![20170710_内航事業者向け.pdf_page_04 04 02](http://yuwakaiun.com/wp-content/uploads/19ace0320334c31c9b543bf1800aa3a0.jpg)
![20170710_内航事業者向け.pdf_page_04 04](http://yuwakaiun.com/wp-content/uploads/557653a0d0e2bc5aab06754f43ec2e4b.jpg)
簡易型AISの問題点はどこでしょう?
次の図を見てもらうとよくわかると思いますが、簡易AISは対地速力が2kn以下の送信間隔は3分、2knより早ければ30秒です。
次の送信までの間大きな船位の変化があった場合にはレーダー画像との誤差が生まれます。
![20170710_内航事業者向け.pdf_page_07](http://yuwakaiun.com/wp-content/uploads/a5d664d5e9626ab92dd772770d4f48d81.jpg)
![20170710_内航事業者向け.pdf_page_08](http://yuwakaiun.com/wp-content/uploads/be11d4fc6a79eb2221e462b7c6b89a1e1.jpg)
![20170710_内航事業者向け.pdf_page_09 01](http://yuwakaiun.com/wp-content/uploads/03302da461869d6f82bb0a7b88b84c66.jpg)
弊社においても船員からレーダー画面上でAISとの画像のずれについて問い合わせがあります。対応しようと思ったら治ってしまうという事があり、今回のセミナーを聞いてスッキリしました。
搭載してないよりはあった方が断然安全に航海できます。
簡易AISを利用する場合にはこれらのことを理解したうえで活用することをお勧めします。
![20170710_内航事業者向け.pdf_page_09 02](http://yuwakaiun.com/wp-content/uploads/30132f5a98d397ae699fdb22159e6bd0.jpg)
![20170710_内航事業者向け.pdf_page_10 01](http://yuwakaiun.com/wp-content/uploads/e90e240eed04f0e94ac5f31553a93af8.jpg)
今回のセミナー開催に当たり講演いただきました松本博士並びに準備等ご尽力いただきました船舶管理者協会 畑本様、事務局各位、誠にありがとうございました。
掲載につきましては松本博士の許可をいただいております。ご興味がある方は資料配布いたしますのでお問い合わせください。
ご安全に!